1947-11-23 第1回国会 衆議院 司法委員会 第60号 しかして從來のある種の考え方のごとく、惡法には惡科をもつて報いる、こういうような考え方であつてはもちろん相ならないのでありまして、新憲法に基く個人の權利の尊重と、個人の基本權の尊嚴という點から申しましても、從來とても、この點については、判決後の處遇及びその刑を離れたあとの保護の問題を完璧にいたさなければ、刑の目的、裁判の目的は達成されないことは、論をまたないところであります。 山口好一